構造計算 回転端、移動端、固定端とは?

構造物を支える部分を支点といいます。

代表的な支点は、次のとおり。

回転端のピン、ヒンジ:鉛直力と水平力を受ける(回転だけする)

移動端のローラー  :鉛直力だけ受ける(回転と水平移動をする)

固定端のフィックス :回転と鉛直力、水平力を受ける。剛接合の状態。

さくら【お困り】

一級建築士の試験では、よく出てくるけど、実際はどう使われているのかしら?

実務では、どのように使われているかを確認しましょう。

一般的には、ほぼ次のようになります。

木造    :ピン

鉄骨造   :ピン、剛接合(固定端)

鉄筋コンクリート造:剛接合(固定端)

建一【説明】

ローラーは、通常水平方向に自由に動くことができる支点なので、建築物にはほとんど無いんだよ

実務ではどのようにところをいうのか見てみましょう。

建一【その通りです】

木造は、金物で部材を固定しているから一般的な金物では「ピン」と考えるんだよ